春のブログリレー④芦刈
こんにちは。調査担当のカーリーです。
さて、お題がFam'Sと言うことですが、まずは今までの流れに乗って、私がFam'Sに入った理由について話したいと思います。
私は大学で”母と子”に関する社会学や保健学を学んでいます。授業を受けていていつも思うことが「私、日本で子どもを育てたいと思えない…」ということです。
虐待やマタニティーハラスメント、子どもの貧困、痴漢などの問題を考えると、どうしても日本の未来に希望が持てないのです。
しかし、ただ悩んでるだけではどうしようもないので、「じゃあどうすれば、自分が子どもを欲しいと思えるような社会になるのだろう?」と考えるようになりました。
まだ答えは出ていませんが、まずは他人の親子に関心を向けることだと思います。バスでベビーカーの上げ下ろしに困っているお母さんがいれば手助けをするとかそんなものです。
「でも、自分1人がそうしても社会は変わらないよなー」と思っていた時、Fam'S代表の峰ちゃんに、「学生と家族を繋げる団体に興味ない?」と話しを持ちかけられました。
一瞬、「学生団体大変そうだから断ろうかなー」と思いましたが、せっかくだからやってみようとFam'Sに入りました。
私がFam'Sでやっていることは調査とThird-F制度のモニターです。
Third-F制度とは、ある学生が特定の家族に半年間、月に1度行動を共にし、学生は子育てについて学び、お母さん・お父さんは少しだけ子どもから自由になる制度のことです。
私はいまモニターとして、2回ある家族にお世話になってます。
1回目はお母さんの用事に同行して、お母さんがスムーズに動けるように子どもの面倒を見ました。初めて押したベビーカーに手が震えました(笑)
2回目はお家にお邪魔して、2時間半ほど子どもの遊び相手になり、その間お母さんはご飯の作り置きをしていました。1回目と2回目で3か月間が空いていたのですが、その間に子どもの語彙力や記憶力が格段に増えていてビックリしました。
また、お母さんと子どもと一緒にお食事に行ったのですが、「最近、外に出たくない気分だったんだけど、カーリーと一緒にお食事したら楽しいだろうなーと思って。すごく良い気分転換」とおっしゃってくださいました。「一緒にお食事に行くだけなのに、こんな風に思ってくれてるなんて…」と驚きました。
ちっぽけなことしか出来ないけれど、それでもこのお母さんにとっては重要なことなのだと、Third-F制度の意義を再認識しました。
この制度が広まれば、社会全体で育児に関わることができるのではないかと思っています。まだまだ分からないことばかりですが、少しずつ社会に何か影響を与えられればいいなと思って頑張ります!
では次は企画担当の山口喜子ちゃんにバトンタッチです!
よろしく~
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